カナダへの高校留学ならウエストコーストインターナショナル

ブログ

中学生からのカナダ留学で知っておきたい6つのポイント

カナダのバンクーバーで留学の現地サポートをしております、濵中です。私自身、カナダで生まれ育ち幼稚園から大学までのカナダの教育を肌身で感じてきたため、主に中学生や高校生の現地サポートをしております。

カナダの高校から留学に来られる方がほとんどですが、中には中学生から来られる学生います。
小学校から来られる方もいらっしゃいますが、その場合ホームステイではなく、必ず親御さんが一人一緒にカナダに来る必要があるため、比較的まだ少ないです。
中学生からホームステイが可能のため、その人数は年々増えつつあるかなと感じております。
そのため平均的に留学に来られている年齢も下がりつつあるのではないでしょうか。

私がカナダの中学校へ通っていたときも海外から色んな留学生が来られてました。
中学生を実際体験してきたため、日本から来られる中学生の方々の楽しい面も大変な面も色々とみてきました。
中には語学のため、短期で英語だけを勉強するために留学に来られてた方や、長期で高校へ進学される方など、本当に人それぞれでした。

中学生からカナダへ留学に来られる場合、メリットもデメリットもともにあります。また中学校から来られ、高校へ進学した場合、その分期間が長くなるため、お金もその分かかります。

今回は中学生からの留学がどのようなものか、知っておいていただきたいポイントを6つお伝えいたします。

カナダの中学生の教育の制度

「カナダの中学校はどんな感じだろう?」と思われている方は少なくないかと思います。
小学生の間は、脳みそを作るために想像力や発想力を豊かにするために様々な体験型の授業を行います。
中学生からは座学の時間が増えます。増えるといっても、授業中にディスカッションなど、学生一人一人が授業に関わり、賑やかに授業は行われております。

中学生のプログラムは全員がすべて行います。つまり、「一学生が受けて、他は受けずに卒業した」ということはありません。
子供の好きな事、嫌いな事、得手不得手はやってみないと分かりません。その他の方法はありません。
中学生の間は自分の得意なこと、不得意なことを知り始めてもらうために全員がすべてを体験するようにプログラムが組まれております。

学校の基礎になる国語、数学、社会、理科、体育、フランス語の他に、
・家庭科(料理、裁縫)
・音楽
・演劇
・技術(木工、電気工作)
・美術
・IT教育

上記の物を全て行い、学生一人一人が将来自分が勉強したい事を見つけてもらうのが、中学校の教育方針です。また、高校へ向けての準備にもなります。

気になる留学の費用

やはり気になってくるのは、中学から留学するための費用ですよね。カナダの場合、個々の教育委員会が指定した授業料が小学校、中学校、高校全て統一されおります。
そのため、中学の費用は基本的に高校と同じ費用になります。

教育委員会次第で異なりますが、目安として年間(10か月)130万円~170万円です

その費用に保険の費用なども含まれております。
カナダは保険がないと医療費がかなり高額になってします。アメリカと違い、保険に入っていればほとんどの治療を無料で受けることが出来るため、
授業料の費用に含まれているのは、とてもありがたいですね!

根本的に「中学校」がない地域も沢山ある!

カナダの学校では、基本的に小学校、中学校、高校という決まりがなく、学年で話が進みます。
そのため、日本では小学校を6年間、中学校を3年間、そして高校を3年間の12年間ですが、
カナダの学校では1年生から12年生として、Grade 1からGrade 12の12年間になります。

そのため、都市や教育委員会によっては、そもそも中学校がない地域もあります。
例えば、中学校がない地域の場合、小学校ではGrade 1からGrade 7の7年間、そして高校はGrade 8からGrade 12の5年間通います。

バンクーバー近郊で、中学校があるのはコキットラム教育委員会です。そこ以外は中学校がありません。
そこの教育委員会では、小学校をGrade 5まで、中学をGrade 6から8まで、そして高校をGrade 9から12まで通います。

カナダの高校との違い

カナダの高校では中学と比べて色々と大分変る事がございます。
高校から複数個の中学校からの学生を受け入れているため、学校の大きさも大分変ります。

高校に入ったら、まず受講できるコースの選択肢も一気に増えます。
中学校で受講してきたコース以外に、全ての分野での選択肢が増え、学校によっては将来に使える資格を取得することだってできます。

中学では、そのクラスに担任の先生が決まっているのですが、高校の場合決まっておりません。
そのため、日本のように生徒が決まっているクラスに、その教科の先生が行くのではなく、そのクラスルームに決まった先生がおり、その教科がある生徒がその教室に向かっていきます。
そのため、各教科のクラスメイトが違うため、交友関係も一気に増えます。

中学校ではクラスメイトが決まっているため、一年間とても深い交友関係を築き上げることが出来ます。

中学生の場合、苦労することが色々ある?

海外へ留学に行かれる場合、日本国内では心配しなかったことも心配してしまう事があると思います。
そんな中、少しでも心配を減らすためには、やはり学生に合った環境が大事になってきます。

中学生の間は、学生自身の成長もあれば、行動範囲が広がり、お友達もさらに増えていく年齢で、色々な事がございます。
しかし、だからと言って高校生の様にもっと自由にできたり、自分自身で解決できるとは限りません。
海外に来て、ホームステイに滞在しており、流暢に英語が話せない間は、相談したい事もなかなか出来ないです。
さらに、幼い分自己解決できない面もまだたくさんあります。

その時にやっぱり大事になってくるのは、環境です。

まず、治安の安全性やすぐに相談できるような人が身近いれば、心配事も一気に減ります。
その他、学校内の環境や雰囲気が良いのも、精神的に大分変ってきます。
最後に滞在するホームステイが良ければ、安らげる場所も出来ます。

そのため、常に大事ですが、中学生からの留学の場合は、特に環境が大事になってきます。

カナダの中学生留学のまとめ

カナダの中学は小学校や高校と比べてルールや自由な面がちょうど間です。
小学生の様なルールや決まりがまだある中、高校生の様な自由な面もあります。

高校生は色々自由にコースを選べますが、中学生は全員決まったコースをまだ取らなくてはいけないので、今まで無縁だった経験が出来るのが、中学生留学の人気なところです。

子供たちにとって、最大限に楽しめる留学だと思いますので、是非中学からの留学もご検討してみてはいかがでしょうか?

    4707
  • 濵中 都考

    カナダのバーナビー市で生まれ、幼稚園からカナダの教育を受けています。 高校はコキットラム、大学はUBCで中国語を専攻。 一年中冬でも半袖です。 スタッフのみならず、学生からも絶大の信頼を持ち、学生サポートに務めます。 剣道ではカナダ代表に選ばれるほどの腕前です。

カテゴリ