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カナダ留学の海外保険選び

ウエストコーストの森山です。
私自身もカナダへ留学経験者として、滞在中の海外保険選びは意外と現地の情報もわからず
どのような選択肢があるのかもわからなかった経験がありました。

そこで「そもそもカナダ留学って保険は必要なの?」「カナダ留学の際の保険選びのポイントは?」とお考えのあなたに、
カナダでの保険の重要性と選び方、カナダの現地保険のメリットとデメリットをご紹介いたします。

カナダ留学では保険は必須!

カナダの医療費は高い!救急車も有料、、、

日本では保険証を持っている限り診察や薬代など一定の負担で利用できますが
それに比べると海外の医療費は高いのが実情です。

またカナダでは留学生が救急車呼ぶだけで50ドル、そのまま搬送された場合は500ドル以上、
ドクターヘリなどを利用した場合はなんと数千ドル以上の費用が掛かることがあります。
例えばカナダで風邪をひき、お医者さんに相談すると、およそ50ドルから100ドルほどの費用が発生します。
1日だけ入院するとなると、最大約3,500ドル程度必要です。
この金額に処方箋や薬代などの諸経費は含まれていないため、実際はさらに医療費を払う必要があります。

自分は風邪をひかないから大丈夫!と保険に加入していないままだと、そのすべてを自分で払わなくてはいけません。
保険に入ることで救急車の費用を負担してくれたり、入院の際に家族を日本から呼ぶための費用などもサポートしてくれます。

医療保険は必要、携行品・盗難の保険はどうする?

語学学校の入学の際も医療保険の加入について、保険証の提出や保険番号の記入が必要で
加入していない場合学校が提供する保険の加入が必要な場合も多いです。
そのため、医療保険必須であると言えるでしょう。

また日本の保険には携行品といって身の回りの物の破損や紛失、盗難に関しても保険がついているものがあります。
カナダも比較的安全な国といっても日本ではありませんので
落とした財布や、カメラ、携帯などが警察に届けられていることはほぼありません。

特に初めての海外旅行・海外留学で物をなくす心配や不安に備えたい方は
こちらの補償のある保険を選ばれてもいいですね。

歯科治療と眼科はぜひ留学前に

なお歯科治療などは基本的に保険対象外であることが多いです。

緊急で歯の治療が必要になり3000ドル以上の出費になったりすることもあるため
帰国して治療するのとそんなに変わらない場合もあります。
虫歯や歯の治療は余裕をもって海外渡航の前に済ませておきましょう。
また日本と違い、視力検査にも費用が掛かるので
メガネやコンタクトレンズの新調などをお考えのあなたは
ぜひ日本で海外渡航前・留学前に済ませておくのがおすすめです。

ビザ取得時には必要ない?

学校通学には必須!学費に含まれる場合も

実はビザの申請そのものには、保険証の提出などがあるわけではありません。
しかしながら先ほどご説明しました通り語学学校含め
カナダで学校に通う場合は、学校から保険の加入および保険証やナンバーの提出を求められますので
保険加入は必須であると言えます。

なお高校や大学留学の場合は、授業料や学費のなかに保険料が含まれている場合もあります。
語学学校から州立大学への入学、カレッジから州立大学の編入時など
保険が二重になっていないか、よく確認してみてくださいね。

ワーホリビザ入国時に審査官に加入しているか聞かれることも

ほとんど聞かれるケース・証明を尋ねられるケースは少ないのですが
トロントやバンクーバーなどの大きな国際空港ですと
ごくまれに保険加入について入国審査官に聞かれた際に証明するものを提示できず
審査官によっては保険の加入期間分までのワーホリビザしか出してくれなかったという話もありました。

こういったことでせっかくのワーホリビザが短くなるのはとてももったいない!ので、
準備をしておくことが大事ですね。

安心のカナダ滞在のための保険を比較!

日本の海外旅行保険は手厚い補償

先ほどご説明した通り日本の保険には携行品の補償、現地保険にはないメリットもあります。

日本の保険会社が提供している留学保険・海外旅行保険は、
ケガや病気の医療費用補償だけではなく「死亡・後遺障害補償」「盗難補償」「遭難救助補償」なども補償されます。
保険料は1ヶ月あたり2~3万円程度です。

また、日本の医療保険に加入する大きなメリットの一つに、
保険会社が医療機関に直接医療費を支払う「キャッシュレス治療サービス」があります。
高額医療費が発生した場合でも、費用を一時的に立て替える必要がありません。

合わせて、「医療通訳サービス」の利用が可能です。
こちらは病院の予約や、実際の診療の際に日本語が話せる通訳の方が対応してくださるので
英語での診察が心配な方も安心できるサービスの一つですね。

多くの保険会社では、日本出国後は保険に加入できないと決められているため、
そのサービスを利用されたい場合必ず留学前に保険加入手続きをしましょう。

短期留学はクレジットカードも選択肢

また短期留学の場合はクレジットカードに付帯されている保険を使うのも選択肢として考えることができます。

しかしクレジットカード付帯の海外旅行保険は無料で利用できる代わりにいくつか制限があります。
1つにカード会社によって条件が異なるのでよく確認が必要であるということです。
通常は保険の期間が90日とされているものがほとんどですが、期間が違うものもございます。
また適応されるには渡航時のチケットを保険利用されたいクレジットカードで支払っていなければならない、
などの細かい条件がある場合があります。
2つめは補償額が少ないなど保険内容に差があることです。
特に死亡保障が大きいのにケガの補償が薄い保険内容ですと費用を賄うことができないケースがあります。
こちらはどうしても有料の保険には勝てない部分になってしまいます。クレジットカードの海外旅行保険については余裕をもってクレジットカード会社に問い合わせておき
会社の方から英文の保険証を取り寄せておくなど、前持った準備が必要になります。

現地で入るならGuard Meがオススメ

お手頃でおすすめの現地保険Guard Me

じゃあ現地で入る保険はどうしたらいいの?」という疑問をお持ちのあなたは
既に口コミサイトなどをお調べいただいているかと思いますが、biisなどの現地保険に並び
留学生向けにピッタリの保険:Guard Me(ガードミー)をご紹介いたします。
Guard Meとは海外に長期滞在する留学生のための保険で、
現地の教育委員会なども実際に留学生向けに案内をしている保険ですので安心です。

またワーホリの方ですとアメリカ旅行なども検討されている方も多いのではないかと思いますが
(日本とカナダの間にちょうどハワイやフィジーなどがあるので、お友達と夏休みに落ち合って旅行も楽しいですよ!)
Guard Meですとカナダ滞在中だけでなく日本以外への旅行中(アメリカの場合は旅行1回あたり30日まで)の
診察などもカバーされます。補償限度額は200万カナダドル(約1.6億円)です。

医療費無制限ではありませんが、緊急的な治療で医療費が200万カナダドルを越える可能性はほぼありません。
大きなや病気で長期の入院が必要な場合、日本に帰国しての治療を選択される方がほとんどですし
200万カナダドルあれば、帰国までの緊急の治療などには十分な保障額といえます。

一方で歯科治療や眼科診療に関しての補償に関しては制限もあり、携行品や盗難などの補償もありません。
健康保険の部分に絞った保険内容ということをご理解くださいね。

補償内容を抜粋してご紹介します。

補償限度額 200万ドル
診察入院費 対象費用の100%(準個室入院費用、医師が指示する場合の個室入院費用)
緊急歯科治療 痛み止めなどの費用補償(上限$600、6か月以上保険加入の場合にのみ)
眼科診療 緊急性のない眼科検診費用の100%(上限$100、6か月以上保険加入の場合にのみ)
医療補助 カイロプラクティックやマッサージなどの対象費用の100%(上限$500)
看護師付き添い 対象費用の100%(上限$15000)
救急搬送 救急車:対象費用の100%、タクシー:病院または診療所までの往復タクシー運賃(上限$100)
処方薬 対象費用の100%(上限最大30日分、入院の場合は無制限)
家族渡航費 7日超の入院で、2名まで家族を呼ぶ際の航空券代(上限$5000)滞在費(上限$1500)

これだけの補償内容で月々の保険料が45ドルはとてもリーズナブルですよね!
申し込みも簡単ですし、日本国内・カナダ国内問わず加入が可能です。
留学資金の中でも保険に関して安く抑えたい方にはGuard Meも十分な選択肢の一つです。

BC州ならMSPも

またバンクーバーやビクトリアなどがあります、カナダ西部ブリティッシュコロンビア州(以下BC州)では
Health Insurance BCという公的な機関が、長期の留学生や外国人労働者も加入できる
健康保険サービス:MSP(Medical Services Plan)を提供しています。

こちらは学生ビザや就労ビザ(ワーホリビザ含む)で半年以上BC州での滞在が
予定されている場合に加入することができますが、いくつかの条件があります。

・学生の場合は、6か月以上BC州に滞在予定であること
・就労(ワーホリ)の場合は、上記の条件に加え、
ビザの残り期間が6か月以上あること
週18時間以上の勤務が予定されていること

公式ホームページでご確認ください
https://www2.gov.bc.ca/gov/content/health/health-drug-coverage/msp/bc-residents/eligibility-and-enrolment/are-you-eligible/working-holiday-programs

BC州へ半年以上に渡って滞在予定の留学生は、BC州の公的な保険であるこのMSPに加入する事が出来ます
MSPへ加入をすると、病院での診察や治療費代が無料となります。
但し特殊な診察や治療、手術や持病、歯科治療、事故、その他についてはMSPサービスの対象外となりますので、

MSPのメリット・デメリット

MSPは何と言っても診察料が原則無料であるという大きなメリットがあります。
また6ヵ月以上の滞在予定者は条件なしに誰でも加入が出来るという点も便利です。
しかし逆に言えば最低でも6か月以上BC州への滞在が必要であるという事と、
加入をしてから保険証が有効となるまでに約3ヵ月間の期間が発生してしまうという点が、
短期留学生には向いていない保険です。

この場合、加入をして約3ヶ月間の期間は、別の保険で医療費をカバーしておかなければなりません。
またMSPは処方箋薬代や通常の歯科治療、眼科検査費等は一切カバーされませんので自分で負担する必要があります。

まとめ:留学スタイルにあった選び方が大事です

留学期間の長さと補償内容で選びましょう

日本の保険が高いとお考えの方も、高いなりに補償内容が手厚いこと
カナダの現地保険は医療保険に絞った補償内容だから安いということもご理解いただけましたか?

観光ビザでの入国も含めた、短期留学者はクレジットカードの付帯保険
もしくは保険の申請費などの関係で日本の保険加入が安いケースがあります。

逆に長期留学者は現地保険の方が相対的には安くなるケースが多いですが
期間が長いということで紛失や盗難の心配もおおくはなります。
また、渡航中の海外旅行、アクティビティや部活をお考えで手厚い保証を希望される方は
日本の保険をカナダと組み合わせて加入することもできるので
ご希望の留学スタイルに合わせた保険選びで賢くカナダ滞在中の安心を手に入れましょう!

日本の保険の代理店のご紹介やカナダの現地保険について
お悩みやご質問がございましたら
ぜひ私たちカナダ留学専門エージェント:ウエストコーストまでご相談くださいね。

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  • 森山 裕也

    東海大学で航空宇宙学科を勉強中に語学留学のためカナダへ。 その後大学を卒業後、カナダのカレッジのFICに1年在学後、SFUへ編入後言語学を専攻。 底抜けの明るさで周りを巻き込み、みんなを元気にしてくれます。 その明るさを持ち前に学生サポートをします。 注射とケーキが苦手です。

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