高校のシステム
こんにちは。ウエストコーストインターナショナルの直人です。
こちらのページでは、これからカナダの高校で留学を考えている全ての学生の方たちの為の情報をまとめてあります。
これからの海外の生活に対していろいろ不安になることも多いと思います。私も日本で中学を卒業した後、単身カナダへ留学してきましたので、みなさんの不安も非常によくわかります。そういった不安が少しでも解消されるような情報を、私の体験談も含めてまとめてありますので、じっくり読んでみてください。
まず高校留学をするにあたって、知っておかなければいけないことをいくつかあげていきますね。
カナダの教育制度
カナダでは日本のように国単位で教育を管理しているわけではありません。教育権は各州の教育省が持っているのですが、教育の管理・運営は各市の地方自治体(School Board)がまかなっています。
高校(Secondary School)は5学年制になっていて、8年生(Grade 8)から12年生(Grade 12)までが高校生ということになります。つまり日本でいう高校1年生は10年生(Grade 10)ということになりますね。そして、高校課程を修了するためには、規定の単位をとり、12年生の最後にある州の統一試験(Provincial Exam)をパスする必要があります。
単位は基本的に通常のクラスでとるのですが、留学生の場合ですと、最初に1年から2年は通常のクラスの代わりにESLのクラスが入ってしまう為、どうしても単位が足りなくなってしまいます。そういった場合は、夜間講習(Night SchoolもしくはContinuing Education)や夏季講習(Summer School)というものがあります。
夜間講習は平日の夜に通常のクラスが終わった後、希望の科目を約2時間受講することでその教科の単位を取ることができます。また夏期講習では2ヶ月間という長い夏休みの約1ヵ月半の間にその科目の単位をとることができます。
カナダでの高校生活を3年間で修了する為にはこういった追加講習をうまく活用していかなくてはなりません。私も夜間講習や夏季講習をフル活用して3年間で高校を卒業することができました。
カナダと日本の学校のシステムの違い
日本では1年を3学期に区切っていますが、カナダのBC州では2学期制のところがほとんどになります。1学期は9月から翌年の1月まで、そして2学期は2月から6月までになります。冬休みはクリスマスの頃に大体1~2週間、そして、春休みは4月頃に1週間ほどあり、夏休みは6月の終わりから8月の終わりまで約2ヶ月間あります。
続いてクラスについてですが、カナダではクラスは科目ごとに教室が違っていて、日本のように各クラスに各科目の先生が授業ごとに来るわけではなく、生徒自身がそれぞれの科目の教室に移動するという形になります。このクラスですが、毎年1学期が始まる前に学校に行ってスクールカウンセラーと相談の下、自分に適したクラス選びをすることができます。12年生ぐらいになると、自習時間という科目(?)を選べる学校もあり、その時間は他の科目の宿題・課題をすることもできます。私の場合は単位の関係からそういった時間をとることはできませんでしたが、カナダ人の友人たちは上手くこういった時間を使って宿題をしたり、時には気分転換に近くのコーヒーショップに行ったりしていましたね。
高校留学をするにあたってその延長上にあるのが大学への進学です。
カナダの州立大学への入学ですが、日本のシステムと違い、入学試験というものはありません。その代わりに高校の成績で判断されることになります。また、留学生の場合、TOEFLなどの英語検定試験を受ける必要があります。この成績ですが、テストや宿題の点数はもちろんのこと、先生からの印象も大きく反映されます。授業中によく発言をしたり、先生に質問をしたりする生徒の方が印象は良くなりますよね。逆に授業中に一度も発言しなかったり、何度アドバイスされても、勉強に対して意欲を見せなかったり、注意されたことを直せないようだと、落第や退学というペナルティを課せられることも少なくありません。日本の美学にあるような、影でコツコツとやることもいいのですが、それをしっかり表に出して、「自分はやる気があるんだ!」ということを見せることも非常に重要になってきますね。
さて、ここまでにカナダと日本の学校システムの違いを書いてきました。これだけ「違い」があると、何かもの凄く大変なことのように感じますが、それは捉え方によるものなのです。「違い」というものは今まで思っていたことや経験したこととは別の考え方や行動を体験することなんだと思いますが、それは全て新たな発見でもあるはずです。せっかくカナダに来ているのですから、そういった「違い」をどんどん吸収することで、自分自身をさらに磨き上げることが出来るはずです。1つの国の考え方にとらわれず、国際的視野というものを広げることができるというチャンスは、なかなか巡ってくるものではありません。留学というこの機会をしっかりと活かして、充実したカナダ生活を送り、またその先まで見据えることが出来るよう、一緒にがんばっていきましょう。
留学の流れ
STEP 1:学校探し
まず、どの学校に行きたいのかということを決めなければいけません。
学校や学区によっては、直接学校に申し込む場合もありますが、自治体に申し込む学区もあります。自治体(School Board)に申し込む場合は、自治体側がその学区内の高校の中から留学生の割合などを考慮したうえでどの学校に入学できるかを決めていきます。受け入れ人数にも限りがありますので、できるだけ早めに申請する方がいいですね。
STEP 2:書類の準備
学校が決まったら、必要な書類を郵送しなければいけません。
- 入学願書
- こちらは学校側から指定された入学願書が送られてきますので、そちらの方に英語で必要事項を記入してください。
- 成績証明書
- 留学をする時点から過去2~3年間分の最終、もしくは最新成績(中学・高校)を在籍校から英文で出してもらう必要があります。もしも和文で出された場合は、それを英訳して大使館で認証を受ける必要があります。認証については、カナダ大使館領事部へお問い合わせください。
- 推薦状
- これは在籍校の学校長や担任の先生などに出してもらう必要があります。留学先の学校によっては推薦状を書いてもらう人を指定されることもあります。
- 申請料(または内金)
- 留学先の学校の指定する銀行口座へ送金、もしくは、銀行の送金小切手で送ることができます。支払いの際は手数料が送金した分からひかれないように注意してください。学校によってはクレジットカードで支払えるところもあります。
- エッセイ
- 学校によってはエッセイを書かなくてはいけないところもあります。その場合は学校側から指定されたトピックについて、大体レポート用紙で2,3枚ぐらいの長さのエッセイを書く必要があります。
STEP 3:書類の確認・郵送
必要な書類をしっかりと確かめてください。もし何か足りない書類があると、余分な郵送費だけではなく、入学へのプロセス自体が遅れてしまいます。しっかりと学校、もしくは自治体から送られてくる必要書類のチェックリストを確認して、足りないものがないよう、十分確かめた上で所定の住所へ郵送してください。
以上が日本でできるカナダの高校へ入学するまでの流れです。
留学の流れ
18歳未満の方の場合は後見人(Custodian もしくは Guardian)が必要となります。ほとんどの場合はホームステイの方が後見人となります。つまり、一人暮らしをするということはできません。公立高校の場合は寮がある学校というのはありません。ただいくつかの私立高校の場合は寮を設けている学校もあります。しかし、せっかくカナダに来ているのですから、私は現地の家庭にホームステイをすることをお薦めしたいですね。現地の家庭での実生活を体験することで、早くカナダという国柄を知ることもできますし、英語の上達にもつながるからです。
公立高校と私立高校
学校選びの際に考える点の1つとして、公立高校と私立高校という選択があります。2つの違いはほぼ日本の公立高校と私立高校の違いと一緒ですが、こちらの私立高校の約50%がカソリック、もしくはプロテスタントのキリスト系高校だということです。学費は公立高校で大体10,000ドル、私立高校は学校によってかなり差があるのですが、最大で26,000ドルぐらいになります。